森林カフェ&ギャラリーでは、牛すじカレーやアイス等をお楽しみ頂けます。

[四神相応]について（2020年11月しんりんギャラリーにて展示会）

私達は日頃、時に応じて四方八方とか吉祥恵方等と方位を口にする事があります。恵方とは縁起の良い方位という意味で毎年発表され、恵方を向いて巻き鮨一本を食する(恵方巻)の風習も近年定着しています。海苔屋さんもこの時期は多忙です。
四方とはご存じの東西南北の事ですが、中国より伝来の人気占い種である風水の考えが現在すっかりお茶の間にも浸透している昨今、東西南北の四方の守護を司(つかさど)る神々が存在するという伝承話に少し触れてみたいと思います。芸術の世界でも(神獣)と称されている、この四神の名前をご紹介致しましょう。東に青龍(せいりゅう)。西に白虎(びゃっこ)。南に朱雀(すざく)。北に玄武(げんぶ)がそうです。それぞれ個性的で特異な動物の形態をしています。【神獣】と云われる所以はこれらの姿から想を得て名付けられたのでしょう。日本でこの四神を敬い街作りに大成功している顕著な一例として、神奈川県横浜市の横浜中華街の名が挙げられます。四つの門が備えられ、風水の考えを至る所に取り入れて観光地として大成功しているのは周知の事実です。これら四神がそれぞれ呼応し合いながら役目を果たしている証拠でもあります。又この一帯には数十件の占い処が開設されており、多くの占い師が活躍している事でも有名です。まさしく風水の考えを基盤に創りあげられた街の典型的な見本といえます。
東側には、水の流れを象徴する川や湖、滝等の写真や絵画を飾り、西側には人々の生活の息吹や匂いを感じさせる物を置く。例えば手作りの郷土玩具や人形等も一興かもしれません。楽しくて精神的にも経済的にも負担にならない趣を色々と考えながら、ぜひ四神相応の環境の中でおくつろぎ下さい。良き気が入り込む生活は良き運を呼ぶと言われます。招福開運をお祈り致します。